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91歳が85歳を助ける!     【宇部あいおい苑】

「私は絶対にデイサービスになんていかんよ!」

これがモットーだった91歳のSさん。今年の4月、桜が満開の頃、体力の衰えを感じ、デイサービスの体験利用をして以来、週に1度利用していただいています。
そんなSさんからのお話し。
「息子達に話すと、余計な事をして、とか、笑い話になるから話してないんだけど、あなたには話したくてね~。」

6月30日、夏の入口で猛暑の日、友人が自宅のビニールハウスの前で真っ青になって立っておられた所を見つけ声をかけたそう。
「暑いけど、老人クラブの当番で広報を配って歩いていたら歩けなくなってね。」と。その方はいつも、どちらかと言うと赤ら顔で、「リンゴのほっぺのようだね」と言っていた人なので、ただ事ではないと思ったSさん。自分の歩行もままならないのに、近くに置いてあったいつも自分が座っている椅子を引きずって持って来て、座らせてあげたそう。

体中汗びっしょりで、顔も真っ青。「熱中症かも!」と思ったSさんは、押し車を押し、自分の部屋に戻り、小さいやかんに麦茶を入れ戻ってきました。戻った時、友人は椅子から倒れ落ち、側溝に首を垂れるようにして寝ておられたそう。Sさんは、自分で野菜を作る時に使っていたビニールをくるくるまるめ枕をつくり、誤嚥しないように頭を高くして、麦茶を口の中に入れて、2枚タオルを用意し、1枚は水で冷やし頸動脈の辺りを冷やし、1枚で汗を拭いてあげたそう。

救急車を呼ぼう!そう思って、友人に伝えたら、「救急車だけはよばないで…。う、う、梅干し~。梅干しが食べたい~。」と。
またSさんは自分の部屋に押し車を押して行き、冷蔵庫から梅干しを取り、友人の口に入れてあげました。するといつものような、りんごのようなほっぺになっていき、汗も引いていき、歩けるようになって無事バスで帰って行かれたそうです。

その間、気付いたら約1時間…。自分も気づけば汗びっしょりだったそうです。おそらく私達だったら10分位で出来ている事だと思います。
「自分もふらふらなのに、困っている人をみたら、身体は動くんですね。」と自分自身の行動にもびっくりしておられたSさんですが、麦茶、冷たいタオル、梅干し、完璧だと思いませんか?

常日頃から「年寄りは早く死なないといけん。迷惑をかける。」と言われているSさんですが、人に良い事をしたので、もっともっと長生きできますよね。表彰状を送りたいです。

この写真はSさんのお宅で冬に出来た大根。何があっても人生を大切に生き抜こうとする。Sさんにそっくりな大根です。

    • 理事長
    • 2016年 7月25日 3:38pm

    感動的なお話です。ぜひともひとつ会から表彰してあげてください。どんな方法がいいか、さっそくご提案を!

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