大晦日
(今日の僕のごはん)
今日は大晦日だ。
今年1年間いろいろなことがあった。
防府市の自由が丘の入り口に、
特別養護老人ホーム、ショートステイ、グループホームと、
複合型高齢者施設「自由の杜」をスタートすることができた。
新規事業ができることは僕自身にとっても喜ばしいことではある。
しかし、大きくすることを目的として事業を行っているわけではない。
「継続する」ことが目的なのだ。
だから今、事業を継続するために大きくしている。
職員さんたちの収入を毎年上げなければならない。
しかし次年度は介護職員の処遇改善給付金も廃止になる。
介護報酬も施設は上がるどころかダウンだ。
しかし職員さんたちの給与を下げるわけにはいかない。
だからこそ新規事業に着手する。
少しぐちっぽくなったが僕たちの収入が行政サイトにすべてを握られている以上、
自己の工夫や努力ではどうしようもない業界であることも事実である。
そんな状況下での最大限の努力とは・・・・・
今は事業を大きくするしかそのすべはない。
今日も施設では危険な容態のお年寄りたちが数名でている。
まずはこの方々を守っていかなければならない。
昨日、亡くなったお年寄りのご家族がわざわざお礼に来て下さった。
「私はここで、この施設で母をお願いして本当に良かったと思っています。
職員の方々にそのことを伝えたくて参りました。本当にありがとうございました。」
深々と頭を下げてお礼を言われた。
お帰りになるその後ろ姿に僕も深々と頭を下げ見送った。
来年がどんな年になろうとも、
僕はお年寄りたちと職員さんちを守っていかなければならない。
新たな決意をした。




















