明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
さて昨年を振り返りますと、まさに激動の1年でした。
3月11日の東日本大震災に始まり、タイの洪水、
そして年末の北朝鮮のキム・ジョンイル総書記の突然の死亡など、
まさに波瀾万丈の1年でした。
とくに東日本大震災では、自然の猛威のすさまじさを改めて知ったと同時に、
福島原発事故により原発の安全性が崩壊しました。
今なお、仮設住宅などでお正月を迎えられた被災地の皆様に心が痛みます。
多大な被害をもたらした震災ではありましたが、同時に人間の絆、
助け合う仕組みや心の大切さを教えられました。
昨年11月に放送されたＮＫＨスペシャル「孤立集落　どっこい生きる」という番組がありました。
津波で孤立した南三陸町の馬場中山集落。
漁師たち２００人は、たくましく危機を生き抜いいていた。
ガレキを掘って食料を集め、壊れた家を燃やし風呂に入る。
家も船もすべて失った集落は今、行政の施策を待ちきれず、自力で再起への道を進む。
高台移住を目指す「未来道プロジェクト」や「漁業復興プロジェクト」。
インターネットで日本中の支援を結集し困難に立ち向かいます。
大震災に負けない人間の底力、まさに感動でした。
もともと私たち福祉とはまさにそういった人間の底力、
助け合いの力の強さに端を発するものではないかと思います。
日本がどうなろうとも財源があろうがなかろうが生き抜いてやる、
そういった力こそが私達福祉の原点だと思います。
今年は今一度、福祉の原点に戻る1年にしようと思います。
今年もよろしくお願いいたします。