核廃絶への道
ジュネーブで開催中の核拡散防止条約再検討会議に向けた準備室で、
南アフリカは24日「核兵器の人道的影響に関する共同声明を発表した。
「いかなる状況下でも」核兵器が再び使用されないことが人類生存のためになるとした
「いかなる状況下でも」の文面を削るように求め、日本は賛同国に加わらなかった。
僕はこのニュースを聞き耳を疑った。
最も説得力のある発言を言うことが出来る被爆国の日本がなぜ・・・
確かに北朝鮮の核兵器開発の緊張感のなか、
躊躇する理由を見つけようとすればいくらでも見つけることは出来る。
しかしそれがどうなんだと僕は言いたい。
核兵器廃絶は日本の悲願で有り叫びだ。
外国との交渉にとって有効な要素があるとか、
友好国に配慮してとか、
国際状況を鑑みた上でとか、
諸条件を解決したうえでとか、
そんなことを言い合っていたら核廃絶なんて出来るわけがない。
昨年、広島で開催された中国地区老人福祉施設協議会研修大会で講演された、
広島平和原爆記念館の館長さんの話が頭にこびりついている。
原爆でなくなられた多くの方々の無念の思いを考えると怒りがこみ上げてきてやるせなかった。
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