９８歳のお誕生日会　　　　【宇部あいおい苑】

今日は居宅介護支援事業所の利用者さんの９８歳のお誕生日会をご利用中のショートステイ先で行いました。９５歳まではお一人で活発に生活しておられましたが、足腰が不自由になり施設での生活が始まりました。お一人で生活しておられる時は、１人で好きな所に外出に行かれ、大好きなラーメンも食べに行っておられたそうで、何か食べたい物がありますか？とお聞きすると真っ先に「○○のラーメン！」と答えられました。○○のラーメンをスタッフ一同で探しなんとかならないかと考えましたが、そこは出前もしておらず、車で運ぶと３０分かかる所でした。ご本人はちょっと残念だったかもしれませんが、ショートステイスタッフのOさんに出前をしてもらえるラーメン屋さんを探してもらい、大好きな往診の先生と一緒にラーメンバースデイパーティーを開催する事ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備をしたり、なんだったりしてるうちに麺がちゃんぽんみたいになってしまいましたが、９８歳の利用者さまには少しソフトで丁度良かったようです。「麺は少し伸びているけど、美味しいね～！」と、あれ？普段お粥を食べておられる方のはずが、ラーメンをずずずずずず～。やっぱりこうじゃなくっちゃ！嚥下や咀嚼、心肺機能の向上に繋がっている違いない！この方、心臓疾患をお持ちの方ですが今日は主治医の立会の下なので大目に見てもらいました。

 

 

 

 

 

 

ラーメンでお祝いした後はなんと、先生の隠し芸を披露。おもむろに白衣を脱いで民族衣装に。まさか先生にこんな技があったなんて思いもしませんでした。スタッフも目を白黒させて見入ってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご本人より「楽しかった！長生きしてよかった！」と言う言葉をいただき、ラーメンバースデイパーティーは大成功でした。次は１００歳の誕生日会を約束しました。

施設では出来ない１人１人の希望を叶えてあげたいというのが、居宅のケアマネをしたかった理由でもあったので、多少強引でも時には夢を叶えてあげたいと思うのです。そのためには周囲の方の協力も必要なんですよね。今回もショートステイはなみずき様、宇部協立病院様ありがとうございました。