祝山口県国体天皇杯・皇后杯

山口県が悲願の天皇杯と皇后杯を獲得した。
開催県が有利だとかの論議はおいて、
一県民としては素直にうれしい。
だけど「もう少しお店にお金を落としてよ」
と思うママさんたちも多いのではと感じた。
僕が住んでる湯田温泉でも、
大会を盛り上げるために料飲組合が屋台村のようなものを出して、
選手はじめ関係者にビールを振舞っていた。
そんな努力にもかかわらず、
もう少し盛り上がってもよいのではと感じたのは僕だけだろうか。
ところで47年前の国体に僕も出た。
たしか小学校1年生のころだったと思う。
出たといっても幼稚園からオルガンを習っていたので、
ピアニカを吹いて行進した。
むせ返るような熱気の中、
後列にいた僕たち一年生は、
先輩の後に遅れまいとついていくだけで精一杯で、
ピアニカなんか吹ける状況ではなかったような気がする。
開会式などの晴れやかな場所ではなく、
盛り上げるために各地で行われたパレードだと思う。
あの当時は国体一色で大人も子供も熱に侵されているようだった。
それともう一つ誇らしい思い出がある。
それはその当時皇太子であった現天皇ご夫妻が、
ご成婚まもなく開かれた山口国体に出席された折、
山口県の職員として身の回りのお世話をしたのが、
僕の亡き母である。
お付としてテレビに映る母の姿は、
あの当時、子ども心にも誇らしかった。
驚いたことに今の梅光苑に来た時に、
ご利用者のご家族から「あの内田さんのご子息ですか」と尋ねられた時には、
あの当時の盛り上がりぶりがどんなに凄かったのか理解ができた。
こんな時だからこそ国体などの国家的行事を大いに盛り上げ、
日本力をパワーアップすることも必要だと思う。

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