第44回中国地区老人福祉研修大会


先日、広島で第44回中国地区老人福祉研修大会があった。
平和記念公園の中にあるホールで行われた。
今回は開催地が広島ということも有り、
広島原爆記念館の館長さんの講演もあった。
この広大な平和公園の中には1600所帯の人たちが住んでいたこと、
8000人を超える中学校・高校生が防火地帯整備のため、
かり出されそして被爆し半数以上の人たちが亡くなったこと。
戦争の悲惨さを改めて認識した。

ちなみにプロジェクターで映し出されている衣類は、
その中の一人の女学生の衣類である。
体液で汚れたこの衣類を、
お母さんはどんな思いで大切に保管されていたのか・・・・
この女の子はどれだけ生きたかったか・・・・
考えただけで心が痛くなる。

さて、そのほかの話の中では全国老人福祉施設協議会 中田清会長の話がとてもわかりやすく、
現場の職員さんたちにも今回の制度・報酬改定が良く理解できたと思う。
なぜ、今回の介護報酬が下がったのか。
要約すればこうである。
介護職員処遇改善給付金を介護保険の報酬にいれた。
そのため、今まで以上に報酬の利用額が当然増加した。
だから収益率の良かったデイサービスを下げ、
さらに内部留保金の多い社会福祉法人が経営している多床室の特養の報酬を下げ、
全体のバランスを取った。

しかしどうかな・・・・
こんな誤魔化しを政府がいつまでも続けてはいけないと思うが。
介護報酬に入れ込んだだけで処遇改善給付金の政府負担は減額されたが、
利用者負担は増大し、
介護保険サービス提供事業者の経営は圧迫され続けている。
しかし・・・・・・
現場の人たちはけなげだ。
どうすればお年寄り方に少しでも生きる希望を持って頂けるか、
涙を流しながら頑張っている。
今回の研修大会での素晴らしい事例発表がそれを物語っている。
先日、ひとつの会でも1年間の振り返りが行われた。
その中で発表された事業報告のスライドの中にこんなメッセージがあった。

「もう死にたい・・・・みなさんにご迷惑をかけて・・・・」
「もう何もお役にたてなくて・・・・・」
悲しそうな顔でつぶやく
いつか私たちも年を取っていく
そんな姿に自分の人生を重ねる
見つけてあげたい
生きている証を
教えてあげたい
大切なあなたであることを
ずっとずっと一緒にいたいから・・・あなたと

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