強い指導力
情けない記事が出ていた。
大分県別府市北鉄輪(かんなわ)の高齢者介護施設「茶寿(さじゅ)苑」の女性介護士(65)が、入浴介助中の70代の女性利用者を全裸のままトイレに行かせたりするなどの虐待行為を繰り返していたことが関係者への取材で分かった。市は高齢者虐待防止法に基づき行政指導した。
県などによると、今年4月、県と市に「高齢者に対する態度や物言いに問題のある職員がいる」と通報があり発覚。県市が施設を立ち入り調査に入り、問題の介護士を含む全ての職員、利用者から事情を聴いた。
その結果、全裸でトイレに行かせる性的虐待の他、別の女性に対しても「座る場所が違う」などと脇を持ち上げて激痛を与える身体的虐待▽行動の遅い利用者には「早くしろ」などと言葉による心理的虐待--をしていた。このような女性介護士による虐待は昨年度中に9件あり、介護放棄も1件あった。被害を受けていたのはいずれも70~80代の男女6人だった。
同介護士は現在、介護業務から外れている。
同施設の早見明年事務長によると、女性介護士は2010年11月に採用され、利用者十数人を担当していた。早見事務長は「言葉がきつく何度か指導していたが、管理不足だった。再発防止に取り組みたい」と話した。
この記事を読んだときに同じ介護を生業とするものとして情けなさと共に憤りを感じた。
なぜならばお年寄り方の一日一日は本当に大切で儚い時間なのだ。
先日なくなられたお年寄りがこんな俳句を作られている。
「ああ人生 あと幾日の 命やら」
老い先短い貴重な人生の瞬間瞬間を、
ずたずたにしている介護職員がいたら、
僕は絶対許さない。
もっと管理者は凛とした態度であって欲しい。
なんのための法人理念かを理解すべきだ。
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