オムライスの思いで


先日、東京からの帰りのこと宇部空港から梅光苑に向かう途中、昼食を食べていないことに気づいた。
そこで宇部のダンクスという昔からの洋食屋さんに立ち寄った。
メニューを見るとみんな美味しそう・・・・
決めかねてネットで見ると特にオムライスが美味しいとあった。
僕はオムライスが大好きだ。
そこでオーソドックスなオムライスを注文したら、
マスターの奥様がオムレツ風としっかり焼いて薄焼き卵のように包むタイプとどちらでも選べますよと言われた。
僕は即座にふわふわのオムレツ風と叫んでいた。
それがこの写真である。
オムレツを一文字に切って開くと本当にふわっふわっとろっとろっの半熟卵が広がった。
チキンライスとの相性も抜群で、かなりボリューミーだったが一瞬でお皿の上から消えて行った。
僕には鮮明なオムライスの記憶がある。
それは小学校の低学年のころ、中学校の教師をしていた父と学校の宿直室に泊まったことがある。
なぜそこに泊まったかというと、翌日朝早くこの中学校の先生方と、
少し離れた富海というところに舟を仕立てて釣りに行くことになっていたからだ。
その時に父が出前を取ってくれたのがオムライスで薄焼き卵が巻いてあって、
ナイキのマークのようにケチャップがかけてあった。
人生初のオムライスに感動し、翌日の人生初の船釣りにも感動した。
そして何よりも今は亡き、あの武骨な父の優しさに感動した。

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