損か得か


先日のこと道を歩いていたら、あぶらセミのさなぎが成虫に羽化するところだった。
土の中で1年間は卵のままでじっと孵化するまで待ち、
さらに2年から5年幼虫のままで木の根っこから樹液を吸いながらじっと待つ。
そして今、さなぎから成虫になろうとしている。
恐らくセミは何のために生まれて、いかに生きればよいのかなどと考えることもないとは思うが、
限りある時間を「ミ~~ンミ~~ン、ガシャガシャ、ニーニー、ジージー」と
それぞれうるさくにぎやかに夏を盛り上げ、命のバトンタッチもしっかりして、その一生を終えていく。
近頃の研究では成虫になった後の命は思ったより長くて、個体差はあるが1か月くらい生きる蝉もいるらしい。
ただ単に命の営みを全うする。
単純で明快で潔い。
儲けたも儲からなかった、損した得した、
そんな価値観が馬鹿らしくなる。
それでは我々の福祉という仕事は何のためにあるのか。
それは人が「生きる」つまり命の営みを全うする手助けをすることだと思う。
生まれて死ぬ。
自然の摂理とその間の営みが当たり前にできるように見守ることが福祉だと思う。
命は尊い。
限りあるから、切ないから尊い。
今、やらねばならぬことが山ほどある。
残された命がいつまであるのかはわからないが、精一杯頑張る!!

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