トイレに炊飯ジャー
……….
以前福岡の宅老所「より合い」に行きました。
古い民家を改修したもので、
お年寄りと一緒に座っているおばさん(失礼!)があの下村さんでした。
当時、病院から特養に来たばかりで、
大きな施設ばかり見てきた僕には、
暮らし、しつらえ、寄り添いの意味が漠然としか見えませんでした。
でもここに来た時に「ああっ、これか」と思いました。
施設に閉じ込めるのではなく、
町の中で普段通りの生活をして頂く。
老いと向き合い死を受容する。
穏やかな時間、暖かな空気・・・それが「より合い」にはありました。
経営が厳しくバザーやボランティアで運営されていた時代もあったようです。
でもふくよかで(失礼!)のほほんとした(さらに失礼!!)下村さんは、
そんな苦労を微塵も感じさせず、にこにこと鎮座されていらっしゃいました。
そしてトイレを拝見したとき・・・・
なななっなんと炊飯ジャーが????
これは何と尋ねたら笑いながら、
「おしぼり入れって高いでしょう。これなら安いのよ」
なっとく納得!!!
主婦ならではの大胆な発想・・・いいなあ(^0^)/
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