「70平方mに17人「雑魚寝」…暴行の介護施設

広島の友人がすごい記事を送ってくれた。
こんな会社が介護の世界に入ってくるべきではない。
怒りがこみあげてくる。

広島県福山市の介護福祉会社が運営するデイサービス2施設で起きた利用者に対する暴行事件で、このうち宿泊サービスを行う1施設では県警の捜索当日、約70平方メートルのスペースに認知症高齢者ら17人が泊まっていたことがわかった。

中には長期宿泊者もおり、多人数による劣悪な環境下での宿泊が常態化していたとみられる。デイ施設での宿泊サービスはここ数年、全国に広がっているが、介護保険の適用外のため国の指針はなく、市も運営実態を把握できていなかった。

◆雑魚寝状態◆

同社は「デイサービスゆかりの家」(昼間の利用定員10人)と「デイサービスゆかりの家北本庄」(同10人)を運営しており、宿泊サービスを行っていたのは北本庄の施設。2階建て計143平方メートルの民家を改修し、2010年6月に開設した。

市によると、県警が捜索した11月26日、両施設の利用者のうち男女17人(61〜102歳)が前日から宿泊しているのを確認。その半数以上は、認知症や知的障害などを抱えていた。

寝室は1階4室、2階2室の計約70平方メートル。利用者用のベッドは1、2階の4室に計9台あり、他の8人は1階で布団で寝ていたとみられる。1人あたりのスペースは4平方メートル程度で、部屋の中にプライバシーを確保するパーテーションなどの仕切りはなく、いわゆる雑魚寝ざこね状態だった。宿直の職員は1人だけだった。

ただ、宿泊サービスは介護保険適用外のため、市は各デイサービス施設での実施状況などを調べておらず、同社の運営実態も把握していなかったという。

市内のある事業者は「うちは3部屋に1人ずつしか泊めない。一度に17人なんて考えられない」と言う。

◆通報生かせず◆

「職員が利用者に罵声を浴びせている声が聞こえ、市に通報した。なぜ、暴行を防げなかったのか」。施設近くに住む住民は取材に対し、悔しげに語った。

市によると、通報は今年4月23日で、「『死ね』『バカ』とどなる声が頻繁に聞こえる」との内容。しかし、介護保険課の担当者が経営者の孫衛容疑者(42)に電話をし、事実確認もしないまま、「注意するように」と求めただけだった。

5月下旬、2施設に定期の立ち入り検査をしたが、市の内規では、検査項目は職員数や配置などで、それ以外の記録は不要。このため、虐待の有無を調べたかどうかの記録は残らず、宿泊サービスについても継続的なチェックには至らなかった。県警によると、利用者2人が暴行されたのはその後、6月と9月だった。

市は11月29日付で2施設の事業者指定を取り消し、市内約180の全デイサービス施設に宿泊の有無などを聞き取る初の調査を進めている。市は「通報を受けてどう対応してきたかは、今となっては曖昧で、結果的に暴行を防げなかった。今後、記録や情報共有を徹底する」としている。

◇デイサービス施設での暴行事件=介護福祉会社社長の孫衛容疑者(42)と介護士2人の計3人が11月26日、暴行容疑で逮捕された。今年6月、孫容疑者ら2人が共謀のうえ認知症男性(84)の顔や胸などを数回殴り、9月には別の1人が認知症が疑われる女性(61)の後頭部を蹴った疑い。3人は当初否認していたが、一部の容疑者は暴行を認める供述を始めたという。

(2013年12月3日18時13分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131203-OYT1T00195.htm」

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